2015年7月18日開催、2015年度・第2回(通算61回)「集い」報告書

1 日時:7月18日(土) 14:00〜16:30
2 会場:大村コミセン 第3会議室(2F)
3 内容:資料  戦場からの報告書  「戦争法案」についての識者の解説など


 安全保障関連法案、俗にいう「戦争法案」が衆院本会議で可決され参院へ。次いで参院特別委員会の設置が自民と民主との間で合意。(7月17日)  ただ、特別委の定数35人に対し、民主が少数野党も出席できるよう増員を求めている段階で審議入りは今月末以降の見通しです。 参院では単独過半数に達していない自民党ですが、「60日ルール」により衆院において3分2の賛成でこの法案を通過させることができます。

  安倍政権の暴挙を阻止するためには、法案に賛成した議員が国民の批判の声を恐れ、地元街頭に立つ事を「尻込み」するような糾弾の声が津々浦々に沸き上がることではないでしょうか。 18日、午後T時。全国に呼応し、10名ほどが俳人 金子兜太(とうた)氏直筆「アベ政治を許さない」とのチラシ(写真)を掲げて会場近くの道路に立ち、通る車に向かってアピールしました。 尚、この全国一斉アピールの一環として大村市内の数か所でも同じように実施されました。

  たまたま他団体の同じ趣旨の行事と重なったため、今回の「集い」の参加は26名でしたが、初めて参加いただいた方が2名というのが何よりでした。

 二本のビデオを視聴したあとの意見交換と感想文と併せてその要旨をご紹介します。(順不同)
1 ベトナムで3年過ごした経験をお持ちの方がビデオのベトナム戦争の場面と重ねて、平和の大切さを語られました。
2 証言したベトナム帰還兵と握手を交わしたことのある方は、悲惨な戦争の実態を知る証言者のお話から、「平和」「九条」への熱い想いを直に感じたと話されました。

3 初めて参加した方から、自分だけが「平和を願っているだけでは駄目なのだ」と感じた。今後機会があれば是非参加したいとの思いを語られました。
4 アメリカ人は、日本に米軍基地があると思っていない。未だに知られていない現実があることを日本人は知るべきだ。九条のある憲法を壊したら二度と手にすることは不可能だ。 絶対に反対運動を拡げなければならない。
5 個人事業の方のご意見。「平和あっての商売であり、平和でなければ安心して仕事ができない」

6 学校行事に取り入れて小中学生、高校生などにも見せられないものかと思った。見て涙が流れた。
7 初めての参加だが、仲良しループの集まりのようで、このように閉じた雰囲気では支持者、会員の拡がりは期待できないと感じた。残念です。若い会員が少ないのも心配です。

事務局より
 最後の6及び7のご意見はこれまでの各「集い」でも寄せられてきたご意見です。教育行政サイドがどういう対応するか。「平和教育」の一環としてOKが出るのなら何よりですが、実際は難しいのかも知れません。

 賛同者や会員拡大は最大の課題です。「講演会」「DVD視聴」を通じて「憲法を守る」事の大切さをより自分 の中で消化・深化いだくことと、改憲に向けた中央の多様な動向を共有し合う「機会」を皆様方に提供するのが事務局の主な役目だと考えています。

 拡大のポイントは、「平和への想い」を自らに止めず、継続は力として地道にご家族始め周囲の方々に広めていただくことに尽きるのではないかと思います。また、どうしたら若い人の参加を増やすことが出来るのか、是非アイディアをお寄せ下さい。 尚、「護憲」「反原発」を願う有志が毎週金曜日に駅前で、毎月29日はコレモ前で16:00〜16:30 の短時間ではありますが街宣活動を行っています。 時間の都合が付かれる方は是非ご参加ください。

 次回「集い」は9月5日(土)に開催予定です。詳細はハガキ、このホームページで改めて、ご案内致します。
 

(掲載日:2015年7月22日)